はじめに
「ドS」「ドM」― よく耳にする言葉ですが、実際のところどこからが “ド” なのか、どんな意味なのか、ちょっと分かりにくいですよね。
SMという言葉には刺激的な印象があるかもしれませんが、実はその根底には「信頼」と「合意」があります。痛みや強制はあくまで手段であり、心のやり取りや心理的な駆け引きを楽しむ関係性がSMの本質です。
この記事では、そんなSMの基本や「ドS・ドM」の考え方を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
そもそもSMとは?
SMとは「サディズム(S)」と「マゾヒズム(M)」の略です。日本語では、加虐嗜好(S)、被虐嗜好(M)とされることが多いです。
つまり、Sが責めることで快感を、Mが責められることで快感を得る性癖ということです。
しかし、プレイとしてのSMは、S=相手を導く側、M=相手に委ねる側という見方もでき、その関係性に快感や楽しみがあります。

「SM=単なる暴力」ではない
ここで大切なのは、SMは単なる暴力や強制的な支配ではないということです。
「痛みを与える」「我慢する」といった行為を通じて、“ゾクゾク感”を楽しむのがSMの醍醐味です。こうした行為を行えるパートナーとの間には、“信頼”が欠かせません。
たとえば、少し命令口調で話してみたり、 相手に「動かないでね」と言ってみたり―。
そんな小さなやり取りの中でも、お互いの気持ちが交わり、普段とは違う“特別な空気”が流れる瞬間があります。この「二人の間にしかない特別な空気を楽しむ遊び」がSMの本質なのです。
「ドS」「ドM」って本当にあるの?定義は?
「私ドSだから」「あの人ドMっぽいよね」― そんな言葉を誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
一見するとSは「強い」「厳しい」、Mは「弱い」「やさしい」といったイメージを持たれやすいですが、実はそうではありません。
Sの中にも、相手をしっかりと見て安心させながら主導する“やさしいS”の方もいれば、Mの中にも自分の意志を強く持ちながら委ねる“芯の強いM”がいます。
つまり、“ドS”や“ドM”という言葉は、あくまでイメージしやすい比喩。正しい定義や明確な基準があるわけではないのです。
「自分はどちらなんだろう?」と悩む必要はありません。大切なのは、どんな関係や言葉のやり取りを心地よいと感じるか。
その感覚こそが、あなた自身のS・Mのスタイルを教えてくれます。もちろん、両方が心地いいと感じる方もいます(スイッチャーと呼ばれます)。

まとめ
ドS・ドMには、実は明確な定義や「これだ!」という正解はありません。
「Sだからこう」「Mだからこうしなければ」と考え過ぎる必要もないのです。
まずは、きちんとお相手と向き合って、信頼を築くこと。その上で、一緒に特別な関係、特別な時間ををつくること。これがSMおいては大切で、より楽しい・より快感のあるプレイが楽しめます。
無理をせず、安心できる人と、少しずつコミュニケーションやプレイを重ねてください。
そんな中で、「少しゾクッとした瞬間」を感じたならば、あなたはもう素敵なSMを楽しんでいるはずですよ。
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